西宮七園の一つである、兵庫県西宮市にある
高級邸宅街「甲陽園」に存在する目神山。
もともと風致地区で、長きに渡って良好な住環境を維持してきました。
しかし、阪神淡路大震災後に散発的なミニ開発が行われていく中で、
多くの狭小住宅が建ち、自然林が伐採されるようになったのです。
そこで地域住民らが西宮市に規制を要望。
甲陽園目神山町は景観重点地区に指定され、緑視率が定められました。
緑視率とは、道路から建物を見たときの植栽の割合のことで、
当地区では、これを15~20%以上とすることが義務づけられています。
一戸建て住宅を対象に緑視率を定めるのは。
全国的にも希少な事例です。
敷地には自然の木々が立ち並んでおり、
地形は緩やかな起伏や尾根があり、
季節に合わせて、非常に豊かな表情を見せてくれます。
晴れた日には木々の葉から差し込む、
柔らかな木漏れ日を楽しむことも
目神山は古くは行楽地、現在は斜面地に豪邸が軒を連ねる高級住宅地としてその名が知られています。
別荘地のようなリゾート感覚をもつロケーションは独特の雰囲気を醸し出しています。
さまざまな意匠を凝らしたゆとりに満ちた邸宅が並び、ここにしかない特別な街並みを形成しています。